
日々の生活に欠かすことのできない、トイレットペーパー。
原料のパルプがトイレットロールの形になるまでには、さまざまな工程があります。
抄紙工程
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1
原料をほぐす
紙の原料であるパルプをパルパーに入れ、水を加えて繊維をほぐします。製品ごと、その特性に合わせて調成を行います。
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2
原紙をつくる
調成された液状の原料を抄紙機でワイヤー(網)上で均一に噴射し、乾燥装置で瞬時に乾燥させて原紙を作ります。
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3
巻き取る
原紙を巻き取り、幅4m、直径3m、巻長さ80kmのジャンボロールにします。この原紙が、このあと加工工程に入り、さまざまな製品となります。
加工工程
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4
芯に巻く
ジャンボロールからトイレットワインダー(巻き取り機)で4m幅の長さのログに巻き直します。ミシン目やエンボス加工をします。1日に巻く長さはおよそ地球1周分です。
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5
乾燥する
糊付けされたログを乾かします。このあと、ログソー(断裁機)で、規定の寸法に断裁します。4mの1本のログから34個のロールができます。
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6
包装する
コンベアを通り、決まった数を包装機でフィルム包装していきます。そのあと、高精度検査装置と人の目で、品質と安全の確認をしっかりします。